|
【お風呂工房】 現在お使いのお風呂を新品同様再生
お風呂と環境問題
[FRP浴槽・ユニットバスの歴史]……FRP(ガラス繊維強化プラスティック)
| 昭和38年 |
ヤエス化工により、東京国際見本市にFRP風呂が出展されました。これがのちに一戸建用バスユニット[バスオール]として北海酸素(現エアーウォーター)より発売されました。
FRP浴槽がホテルや公共住宅を先駆けとして普及、またこののちFRPや人工大理石の樹脂浴槽と併せてステンレス・鋼板ホウロウ・鋳物ホウロウの浴槽が従来からあった木製の風呂桶とは別に工業生産の浴槽として普及されて行きました。 |
| 昭和50年 |
浴槽出荷台数221万台。そのうち工業生産のものが208万台を占めました。208万台のうち浴室単体ユニット・洗い場付き浴槽ユニット・トイレ付き複合浴室ユニットのいわゆるユニットバスが14万台でありました。 |
| 平成 元年 |
浴槽出荷台数246万台。うちユニットバスが125万台となり、これ以降ユニットバスが総出荷台数の過半を占めるようになりました。 |
| 平成 7年 |
浴槽出荷台数228万台。うちユニットバスが146万台。出荷台数の72%が樹脂浴槽 |
| 平成14年 |
住宅着工数がピーク平成2年の171万戸から115万戸に大幅減少しましたが、ユニットバスの出荷台数は133万台から123万台への小幅減少で、浴室のユニット化率は高まり続けております。 |
[FRP浴槽・ユニットバスの環境問題]
取替年数(製品寿命)12年といわれるFRPユニットバスが廃棄ユニットバスの過半を占めると推察されますが、現在出荷後12年を経過したユニットバスは累計1,100万台を超えており、年間住宅着工数が110万戸超およびユニットバスの生産台数も120万台超という数字から考察すると、建物の取壊しやリフォームで毎年100万台程度のFRPユニットバス・FRP浴槽が廃棄されることも考えられます。
高強度・軽量なうえ耐久性・対衝撃性・対摩耗性などに優れたFRPは、浴槽・ユニットバスなどの住宅器材のほか小型船舶・自動車等々幅広い分野で利用されていますが、ガラス繊維やポリエステル樹脂等の複合材で、破砕や燃焼が困難・処理施設までの収集運搬コストが大きいなどの課題を抱え、リサイクルが進んでいません。現状廃棄FRPは、埋め立てや高温焼却処理されていますが、埋め立て処理がほとんどであり埋立地の減少が社会問題となっています。
20世紀までの環境に負荷をかける経済活動からの脱却を目指し、西暦2000年新世紀の始まりの年が「循環型社会元年」と位置付けられていますが、このような社会情勢の中で身近なお風呂もリサイクルという視点を持ち、廃棄物の削減・資源の有効利用を考えなければならない時代ではないでしょうか。
|